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体験、そして発見(11月短信より)



二季化が進んでいると言われますが、今年もそれをひしひしと感じます。暖かい陽気に油断してたら慌てて冬支度、という方も多いでしょう。ひろんたも朝晩の冷え込みが強くなり、1日の中にも二季ありという感じです。


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先月まででお伝えしていた母屋運営の移行も何とか進んでいます。今月は2年目からいてくれた風浦さんともうひと方を見送りました。寂しいし、新しい道は不安だらけですが、物事は常に移り変わるものです。景気づけも要るしと、これからも残ってくださる方のお誕生日を五島牛のヒレステーキでお祝いしました。喜んでもらってこちらも幸せ。

 先月はまた京都から学生インターンの山本さんを迎えました(下記)。田んぼ作業にかかわってくれた地元の高校生がハム作業体験にも来てくれました。やっぱり上の世代と若い世代どちらもいてくれると、暮らしの円がより完全になる気がします。そんな場所をめざして、地道に前を向いていこうと思います。(歌野杳)

 

【ひろんた村体験】

今回参加させていただいた5日間のインターンシップでは、多くの学びと気づきを得ることができた、とても濃い時間でした。

とれたて
とれたて


 京都を出発しようとしていた矢先、フェリー太古の欠航を知り、急遽佐世保で1泊することになりました。思いがけない始まりでしたが、翌朝別のフェリーで新上五島町に渡ると、皆様に温かく迎えていただき、安心して活動を始めることができ、ほっとしました。予定通りにいかない状況もありましたが、そのことがむしろ島で暮らすことのリアリティや、自然と共にある生活について考えるきっかけになりました。住民同士が助け合いながら暮らす様子や、少人数で加工品づくりを続けている現場に触れ、循環型の暮らしが当たり前として根づいている地域であることを実感しまし

屋根ぬりも
屋根ぬりも

た。魚を捌く、薪で風呂を沸かす、七輪で調理をするといった都市では得られない技術や感覚を体験し、自然の中で身体を動かしながら暮らすことが、自分の心を穏やかにすることも感じました。また、これからの暮らし方について考える機会にもなりました。「どのような環境で自分はいきいきと過ごせるのか」「何に心が動くのか」という、自分の軸を考えるきっかけになったことは、大きな収穫でした。滞在中には、島ならではの食材や呼び名、流通の違いを知ることもでき、人々の思いや暮らしの知恵に触れることができたことは忘れられない経験です。母屋のスタッフさんや歌野家の皆様、近隣住民の方々が温かく声をかけてくださり、人とのつながりが暮らしを豊かにしていることも実感しました。今回得た学びを卒業研究にも活かしながら、自分が社会とどのように関わっていくのかを考え続けていきたいです。

 短い間でしたが、お世話になった皆様、本当にありがとうございました! 

山本花実(大学4回)



【味菜自然村より】

 朝晩がだいぶ寒くなってきて、冬が近づいてるなぁと実感する今日この頃です。豚さんの餌やりは1日2回するのですが、この時に豚さん達の体調を見ます。餌の食いつき具合、周りの豚と負けじと食べてるかなどです。寒暖差がある最近はいつもより入念にチェックしています。


 豚さんも人間と同じで、この時期は体調崩しやすいんですよね。みなさんも体調にはお気をつけください。



【加工を終えて】 今回は味菜村の豚。肉量はこれまででも1、2を争う小ささ。おまけに脂肪がたっぷり。ハムはみな小ぶり、ベーコンは物によったら脂肪の方が多いかも。ソーセージも肉に脂肪が多いせいか柔らかい感じ、味は上々。ちょっとした連携ミスで香辛料が多く入りましたがあまり変わらないようです。お気に召せばうれしいです。 師走です。お歳暮の注文をよろしく。

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長崎県南松浦郡新上五島町鯛ノ浦郷87−658

Tel: 0959-42-0363     Email: hirontamura@gmail.com

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