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節子さん、ありがとう
今年 まさかこの日がこんなに早く来るとは。 母屋開所からずっといてくれた節子さんが、今月12日に永眠しました。3月にコロナと肺炎で入院。それでも5月のお誕生日は元気にニコニコお祝いしたのですが、6月、7月と入退院が続いて、最期は脳梗塞であっという間に去ってしまいました。節...


ひろんた村体験学習(7月の短信より)
【ひろんた村体験はいかが?】 今年は早くから猛暑のニュースが続きます。五島列島は少し外れるのか、ひろんたも今月半ばまではそう暑くなく、今も日中は陽射しギラギラでも、朝晩はひんやりしています。 今月のお便りのメインは、先月末にやってきた大学院生の坪井友杞乃さん。田んぼの除草作...


お米を作ろう(4月の短信より)
【今年こそ、米を】 お米の値段が大変ですね。実は母屋は、そのしばらく前からおコメ不安が始まっています。というのも、生産者の農家さんが近々作付けを減らす予定と聞いていたからです。 母屋は、五島列島北端にある宇久島の減農薬米を毎月送ってもらっています。減農薬栽培を始めた農家...


沈黙の春。でも前向きに(3月の短信より)
【新しい試み】 これが皆様に届く頃には少し寒が戻っている予報ですが、ここ数日は春、母屋も花盛りを迎えています。 スモモ ゲート横の木蓮の花が次々と開き、向かいでは沈丁花が香ります。同じ列にはミモザが控えめに、レンギョウが華やかに揺れ、足元は水仙やオキザリスが飾ってくれます。...


はじめてのコロナ(2月の短信より)
【噂の病、上陸】 今月は大変な試練の月でした。 初めて母屋にコロナがやってきたのです。これまでもスタッフやその家族が、というのはあっても入居者さんは無事でした。それが1人発症したらあれよあれよという間に全員に広がり、一時は完全コロナハウスに。スタッフもほぼ全員がかかり、...


遠くに居ても、黒糖で(1月の短信より)
【年末と新春】 大寒を迎え、朝は霜で真っ白な日も多いひろんたです。それでも暖冬で、雨も雪も降らず水が足りません。椎茸は頭を出したきり育たず、原木にくっついたままベビー干し椎茸になる有様。気候は毎年、おかしいのが普通になってきています。...


トメさん、ありがとう。
写真:よく部屋で二人で並んで腰掛け、キャラメルを食べていました。
大正15年生まれの田中トメさんは、10月30日で98歳になりました。好きなものや食べたいものを聞いても「贅沢はダメー」とニコニコして言わないトメさん。


秋?と、虫が消えるお話の続き(10月の短信より)
短くなった秋、生物多様性の減少を実感します


季節の営みと気候変動のお話(9月の短信より)
暑さが少し緩んだか?という9月はじめ、エイヤっとがんばって味噌と醤油を続けて仕込みました。醤油は以前、冬に仕込んでいたのですが、一度夏にやってみたら麹の元気がよく、それからは夏仕事になっています。味噌は年に数回仕込んで、順番に開けて食べます。 工程は、醤油:...


『砦の上に』(7月の短信より)
【『砦の上に』紹介】 今回は、鹿児島の出版社「南方新社」社長、向原祥隆さんがこの春に出した本の紹介です。 東京暮らしに嫌気がさして帰郷し、釣りと畑で楽しく暮らせるけどさすがに何かやらねばね、と出版社を開業して30年。本って9割方が東京から出版されているらしく、地方の出版社は...


いのちを育て、食べる(4月の短信より)
【「ひろんた」の移り変わり】 本当に雨の多い春です。冬からずっとそうで、野菜や果樹も日照不足。晴れると農園長もチームも、花壇のお世話をしてくれるSさんも大忙しです。 母屋のお花見も雨の合間を縫ってやりました。異常な気候の中にも一生懸命咲く桜の下で、みんなで食べて飲んで歌って...


明るい未来のために…(2月の短信より)
本当に晴れない冬です。 例年なら炭焼きを始めているところ。人手不足もありますが、天気が悪くて作業が進みません。しかし気温は高く冬野菜は一斉にトウが立ち始めるし、お花好きのハムのスタッフさんも「夏の花がずっと咲いてる」とぼやいています。...


年越しに向けて(12月の短信より)
誰も彼もが「もう!?」と驚く年末です。一年の早さに驚くのは年のせいか、世の常か、それとも現代社会の現象の一つでしょうか。 早いといえば、ひろんた村母屋もオープンから11月で丸5年です。母屋歴3年のHさんが発起人となり、さらに多大な協力をいただいて12月5日に盛大なパーティを...


日々を「生産」する(10月の短信より)
【水はいのちの源】 雨が降りません。この一ヶ月一度だけ小雨の日がありましたがほとんど晴れ。それも行楽には絶好のカラリとした秋晴れ。でも畑にはこの好天が恨めしくなってきてます。 9月初旬に播いた大根などは大雨と虫でほぼ全滅。まあこれはよくあることですが、続いて2回目、3回目と...


好きなもの自給!(9月の短信より)
【母屋スタッフ山岡さんより】 初めまして。山岡洋介です。 2022年の8月の終わりに屋久島から上五島へ移住し、ひろんた村母屋で働き始めて早いもので1年が経ちました。 屋久島でもひろんた村母屋と同じく介護の仕事に従事していましたが、縁あってひろんた村に招かれました。ひろんた村...


食べるということ
【母屋のごはん】 母屋のごはんは、「なるべく手作り、なるべく自給」を基盤にしたおうちご飯です。食事係がいるわけでもなく、その日のスタッフでほかの家事をこなしながら料理します。 担当者の名前だけ書いた1週間の献立表は、「この人なら魚メニュー」とか「〇〇ちゃん得意のオムライスか...


ひろんた農園のいま(6月の短信より)
【夏も間近】 今年ももう半分が終わろうとしています。早いですね!春には明るい緑が眩しかったひろんたの山も、夏の色が濃くなっていくこの頃。川べりを蛍が舞う夜は過ぎ、ひぐらしの声で目が覚める季節に入りました。 ひろんた村の大きな家は、全員が揃わない時も多かった半年でした。ご家族...


持続可能性へのヒント(4月の短信より)
桜はあっという間に散りましたが、入れ違いに満開になった田んぼ一面のレンゲが春の青空に映えています。母屋のみんなも元気だし、4月もひろんた村はお客さんが続いて賑やか。また、豚の出所である味菜自然村が筍を送ってくれて、筍ざんまいの週もありました。折よく畑の山椒の葉もわんさか茂り...


円之助さん、ありがとう
2023年が明けて間もない1月3日、ひろんた村母屋は最長老の円之助さんを看取りました。数えで98歳。トメさんとスタッフ数名に見送られ、静かに眠りにつきました。 円之助さんがやってきたのは2020年の11月末。圧迫骨折で入院し、お連れ合いのトメさんが先に入所しました。退院後に...


年の瀬の思いと、豚について
今年もあとわずか、毎年のことながら一年の早いことに驚きます。そして過ぎ去った出来事がまるで遠い昔のことのような夢のような心地いたします。齢のせいでしょうか。 さて、この一年で母屋最大の出来事は6室全て満室になったことでしょう。9月末Wさんが北海道からはるばるやってこられまし...
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